2015年の国連サミットで決まり、メディア等でもよく耳にするようになってきた「SDGs」。これは、世界の「持続可能な開発」の為、2016年から2030年の15年間で17の目標を達成すると決めたものです。
経済や環境、社会制度等について定められた17個の目標のうち、私達企業としてもできるものから取り組んでいく必要があると考えております。
その中で、弊社がメインで扱う「古着」という商材からSDGsに最も貢献できる目標を考えた際、「12 つくる責任 つかう責任」というものについて、まずは真剣に取り組んでいく必要があると考えました。
環境省が公表した推計によると、国内では去年、家庭で使い終わるなどした衣服がおよそ51万トン、ごみとして捨てられていました。大型トラック130台分の衣服が毎日、捨てられている計算です。
これまでのファッション業界で主流だった「大量生産・大量消費」が、環境に大きな負荷をかけており、おととしには国連貿易開発会議で石油産業に次ぐ世界で2番目に環境を 汚染する産業だと批判されました。
(NHK NEWSWEB「サステイナブルファッションが示す“地球のミライ”」より)
参考:環境省「SUSTAINABLE FASHION」https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/
SDGsへの関心の高まりに合わせ、3R(リデュース・リユース・リサイクル)への意識も確実に高まっている昨今。古着を選ぶこと、そして不要衣類をリサイクルへ回すことは誰もが簡単にできる環境負荷削減活動と言えます。弊社では魅力的な古着の提案を通して、古着を選ぶ選択肢を拡げること、そして衣類の回収を通じて「服を捨てない当たり前」を啓蒙していきたいと考えています。